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庭の地面に使える素材には何がある?芝・砂利・コンクリートの特徴を解説!

不動産購入について

東海林 大睦

筆者 東海林 大睦

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庭の地面に使える素材には何がある?芝・砂利・コンクリートの特徴を解説!

一戸建ての庭では、地面に特定の素材を敷き、見た目や使い心地などを改善するケースがあります。
しかし、具体的なメリットは素材の種類によって変わるうえ、それぞれに独自のデメリットもあるため注意が必要です。
そこで今回は、一戸建ての庭で地面に使える素材として、芝・砂利・コンクリートの特徴をそれぞれ解説します。

庭の地面に使える素材①芝

庭の地面に使える素材①芝

庭の地面に使える素材の一種には、まず芝が挙げられます。
しかし、芝と一口にいっても天然芝と人工芝の2種類があり、それぞれで特徴が異なります。

天然芝

天然芝とは、植物の一種である芝を指します。
庭で地面の素材に使ったときのメリットは、生きた植物の自然な見た目を楽しめることです。
夏になると、一面が鮮やかな緑色になりやすく、庭が美しくなります。
また、天然芝は四季に応じて見た目が変わるため、季節の移ろいを庭から感じられます。
たとえば、春には新芽が柔らかく伸び出す様子を楽しむことができ、秋には淡い黄金色へ変わる風情をじっくり堪能できるでしょう。
次に、天然芝が生い茂った地面は柔らかく、安全性が高めです。
転んでも怪我をしにくいため、小さな子どもやペットと庭で気兼ねなく遊べます。
一方のデメリットは、天然芝は生きた植物であるため、日常的に世話が求められることです。
成長が著しい季節には、週に1回は芝刈りをする必要があります。
適切な世話ができないと、きれいな芝にならず、庭の印象が悪くなりかねません。
そして、冬になると芝は枯れるものであり、夏場の鮮やかな緑色とは対照的に、全体的に茶色くなってしまいます。
このほか、天然芝を庭でうまく活用するには、ガーデニングの知識が必要です。
適度に芝刈りをしたり、肥料をまいたりしないと、芝がうまくなじまず、思うような庭に仕上がりません。
以上の特徴から、天然芝は自然やガーデニングがお好きな方におすすめです。

人工芝

人工芝とは、天然芝に似せてある作り物です。
生きている植物ではないため、地面の素材に選ぶときは注意しましょう。
メリットは、鮮やかな緑色の見た目が季節を問わず楽しめることです。
また、芝刈りなどの世話が必要なく、ガーデニングの知識がなくとも、美しい庭をつくれます。
一方のデメリットは、設置費用が天然芝よりかさみやすいことです。
そして、多くの植物が枯れる冬場にも色合いが変わらないため、かえって違和感を覚えることがあります。
さらに、作り物である分だけ状態が変わらないとはいえ、経年劣化によって傷んだ部分からは芝が抜けてしまいます。
このとき、生きた植物と違って、新しい芝が自然に生えてくることはありません。
自分で手入れをしないと、部分的に芝が抜けたままになってしまいます。
以上の特徴から、日頃の世話の負担を省きたかったり、予算に余裕があったりする方に、人工芝はおすすめです。
設置の際には、事前にサンプルを確認して芝の質感や色味を比べ、専門業者とも相談しながら耐久性やコストを見極めるのが良いでしょう。

庭の地面に使える素材②砂利

庭の地面に使える素材②砂利

砂利とは、岩石を細かく砕いて粒上にしたものです。
庭の地面に砂利を敷いたときの特徴は、以下のとおりです。

メリット

砂利を地面に敷くと、一面の水はけが良くなります。
庭に水たまりができたり、地面がぬかるんだりしにくくなるため、雨が降ったあとでも移動が簡単です。
また、砂利敷きの地面は、歩いたときに音が出ます。
誰かが家に近付いてきたとき、足音で接近に気付けるため、防犯面で安心です。
裏庭や玄関のアプローチなど、敷地内で死角になりやすい範囲に砂利を敷いておけば、防犯効果が高まります。
さらに、大量の砂利を庭に敷いておけば、地面には日光が当たらなくなるため、雑草があまり生えてきません。
草むしりの手間が省ける点は、砂利の主なメリットです。
このほか、砂利は比較的安価な素材であり、庭の地面に手をくわえるうえで、予算を節約しやすい傾向にあります。

デメリット

地面の素材に砂利を選ぶと、庭での落ち葉掃除や雪かきが難しくなります。
ほかの素材と違い、地面に積もったものを取り除くときは砂利が邪魔になりやすく、掃除などの手間が増えかねません。
次に、地面に砂利を敷けば日光をある程度は遮れますが、人が上を歩くうち、砂利が散らばってしまうことがあります。
砂利に隙間ができると、一部の範囲には日光が多少届くため、何かの拍子に雑草が生えてきてしまいます。
さらに、人が上を歩いていると、砂利がどこかに飛んでいったり、地面に埋まったりするため、設置から時間が経つと量が減ってくるものです。
設置した意味がなくなるほど量が減ってきたら、砂利を補充しなくてはなりません。

砂利が向いている方

上記の特徴から、砂利は費用や手間があまりかからない素材を選びたい方におすすめです。
天然芝や人工芝に比べて予算があまり必要なく、設置作業も比較的簡単であり、短時間で庭の雰囲気を一変させられます。
砂利の防草効果を重視するときは、先に防草シートを地面に敷いておくのが効果的です。
なお、砂利の設置は個人でも可能ですが、量が多いと作業の難易度が上がるため、業者への依頼を適宜検討しましょう。
もし、仕上がりにこだわりたい場合は、砂利の粒の大きさや色味などを複数比較し、デザイン面でバランスをとるのもポイントです。

庭の地面に使える素材③コンクリート

庭の地面に使える素材③コンクリート

庭の地面に手をくわえるとき、コンクリートで一面を固めるのもひとつの方法です。
素材に関する特徴は、以下のとおりです。

メリット

コンクリートのメリットは、素材の頑丈さにあります。
自動車が走っても問題ないほど頑丈であり、地面をコンクリートで固めれば、庭を駐車場にするなど、活用の幅が広がります。
さらに、地面をコンクリートで固めれば日光をムラなく遮断できるため、雑草が基本的に生えてきません。
地面への施工で雑草が生えるのを防げると、草むしりの手間が省けるうえ、虫があまり寄ってこなくて快適です。
そして、コンクリートで固めた地面は平らになり、自転車や車椅子などがスムーズに移動できます。
くわえて、設置時に排水をしっかり計算しておけば、水はけが良くなります。
雨が降ったあと、水たまりや地面のぬかるみを気にせずに移動できて便利です。
このほか、設置後は地面を簡単に掃除でき、お手入れにかかる手間が省けます。

デメリット

地面の素材にコンクリートを選ぶと、設置と撤去のどちらにも費用がかかります。
また、設置直後の段階では素材がまだ柔らかく、固まるまでに1週間はかかるものです。
乾かしている段階で誰かが誤って踏むと、跡がついてしまうことがあります。
さらに、設置したコンクリートは、日光を強く照り返します。
設置後の無機質な印象も相まって、夏場には涼しさをあまり感じられません。
そして、頑丈な素材だといっても、設置から長い時間が経つと、ひび割れやタイヤ痕などが目立ってくることがあります。
このほか、設置したコンクリートを個人で撤去するのは、一般的に難しいものです。
そのため、地面の造りを変更したくなったとき、業者まで撤去を依頼しなくてはなりません。

コンクリートが向いている方

上記の特徴から、コンクリートが向いているのは、日頃の手入れにかかる手間を省きたい方です。
コンクリートは頑丈で長持ちするため、こまめな手入れは不要です。
そのうえ、コンクリートで固めた範囲は雑草が生えてこなくなり、定期的に草むしりをする手間がなくなります。
ただし、設置や撤去に費用がかかるため、資金面に余裕があることは前提です。
施工前には排水計画や仕上がりの高さを十分に検討し、専門業者との打ち合わせを重ねることで、より快適な庭づくりができます。

まとめ

芝には天然芝と人工芝の2種類があり、前者は自然な見た目を楽しめる一方で世話が必要な点、後者は見た目が変わらない一方で費用がかさむ点が特徴的です。
砂利を選ぶと、地面の水はけが良くなり、足音が鳴って防犯対策にもなりますが、落ち葉掃除や雪かきは難しくなります。
コンクリートを選ぶと、素材の頑丈さから庭の活用の幅が広がり、雑草も生えてこなくなりますが、設置と撤去のどちらにも費用がかかります。
いずれの素材を選ぶ場合も、ライフスタイルや予算、庭での過ごし方を十分に考慮しながら検討することが重要です。
自力で作業するか、業者に依頼するかも含めてよく計画し、自分に合った庭づくりを目指しましょう。


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